高校野球

第104回全国高校野球選手権地方大会・優勝校 西東京編

 第104回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第45弾は勢力図が変わりつつある西東京です。

1.近年の選手権大会の力関係

 過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。

過去10大会の力関係として

日大三東海大菅生の2強となっている

日大三は勢力を弱めつつあり、東海大菅生は勢力を伸ばしている

・上記2強以外の高校が優勝した回数は4回であるため、2強とその他の高校の力関係的に差は大きくない

ということが挙げられます。

2.過去の傾向

 過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。

2016

 2015 秋2016 春2016 夏
佼成学園ベスト8  
東海大菅生 ベスト4準優勝
八王子 ベスト8優勝
日大三  ベスト4
創価  ベスト4
国学院久我山  ベスト8
早稲田実  ベスト8
早大学院  ベスト8
パウロ学園  ベスト8

2017

 2016 秋2017 春2017 夏
早稲田実優勝優勝準優勝
日大三準優勝準優勝ベスト8
国士舘ベスト4ベスト4 
日野ベスト4  
八王子ベスト8 ベスト4
早大学院ベスト8  
駒大高 ベスト8 
東海大菅生  優勝
日大二  ベスト4
日本学園  ベスト8
明大八王子  ベスト8
佼成学園  ベスト8

2018

 2017 秋2018 春2018 夏
日大三優勝優勝優勝
佼成学園準優勝  
国士舘ベスト4準優勝 
明星ベスト8  
創価 ベスト4ベスト4
早稲田実 ベスト4 
東海大菅生 ベスト8ベスト4
日大鶴ヶ丘  準優勝
片倉  ベスト8
国分寺  ベスト8
八王子  ベスト8

2019

 2018 秋2019 春2019 夏
国士舘優勝準優勝 
東海大菅生準優勝優勝ベスト4
早稲田実ベスト4ベスト8ベスト8
国学院久我山ベスト8ベスト8優勝
日大三 ベスト8ベスト8
創価  準優勝
桜美林  ベスト4
日大鶴ヶ丘  ベスト8
豊多摩  ベスト8

2021

 2020 秋2021 春2021 夏
東海大菅生優勝ベスト4優勝
日大三準優勝準優勝ベスト4
日大二ベスト8  
八王子ベスト8ベスト8 
早稲田実ベスト8  
国学院久我山 ベスト8準優勝
明大中野八王子 ベスト8ベスト8
世田谷学園  ベスト4
創価  ベスト8
狛江  ベスト8
駒大高  ベスト8

過去5年の傾向として

・春季大会で上位進出した高校の方が秋季大会で上位進出した高校より選手権大会で上位進出しやすい

・秋季大会と春季大会で上位進出した高校は選手権大会でも上位進出しやすい

といったことが挙げられます。

3.2022年の展望

 2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。

 2021 秋2022 春
国学院久我山優勝ベスト8
日大三ベスト4ベスト4
東海大菅生ベスト8ベスト8
狛江ベスト8 

この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。

◎本命:国学院久我山

 秋季大会で優勝しており、春季大会でもベスト8であり、また、直近の2大会で準優勝の成績を残している

〇対抗:日大三

 秋季大会と春季大会でいずれも上位進出しているが、近年勢力を弱めている

▲穴:東海大菅生

 秋季大会と春季大会の成績は上記2校に劣るが、近年勢力を伸ばしている

△連下:狛江

 秋季大会でベスト8であるが、過去10大会で準優勝の成績を残していない

4.まとめ

 2022年の西東京国学院久我山日大三の成績が、近年勢力を伸ばしている東海大菅生の成績より上回っているため、絶対的な本命は存在せず、国学院久我山日大三東海大菅生が中心となると予想されます。そのため、上記3校がそれぞれ対戦したときにどのような結果となるのかといったところ、上記3校をどこが倒すのかといったところに注目したいと思います。

-高校野球