高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 二松学舎大付

第11弾は、2年連続7回目の出場となった二松学舎大付です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
秋季東京大会決勝2ー8東海大菅生
秋季東京大会準決勝8ー3帝京
秋季東京大会準々決勝6ー2世田谷学園
秋季東京大会3回戦4ー1多摩大目黒
秋季東京大会2回戦5ー3東亜学園
秋季東京大会1回戦11ー0東大和南
秋季東京大会1次予選10ー0桜丘
秋季東京大会1次予選21ー0青井・足立東・葛飾総合・南葛飾

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
神谷 虎之介23.4500420.5220.8001.322
片井 海斗27.4003110.4440.8401.284
長野 清弥6.5000110.6000.5001.100
中川 龍斗24.3911110.4170.6521.069
日笠 礼凰18.2730150.5560.4551.011
大内 啓輔2.5000000.5000.5001.000
五十嵐 将斗13.4000020.5000.5001.000
毛利 拓真29.4230020.4830.4620.945
重川 創思10.3330210.4000.3330.733
大矢 青葉27.1900350.3460.2380.584
柴田 壮太朗25.2610100.2610.3040.565
押切 康太郎25.1430020.2400.2380.478
青木 拓真1.0000000.0000.0000.000
祖父江 広都2.0000100.0000.0000.000
小枝 英心2.0000200.0000.0000.000
三瓶 謙信1.0000000.0000.0000.000
チーム235.325417220.4060.4850.891
神谷、片井、中川、五十嵐、毛利、重川が高い打率を残しています。
神谷、片井、中川、五十嵐は打率、長打率のいずれも高くなっています。
日笠、毛利、大矢は四球が多く選んでいます。
三振率は7.2%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。
チーム打率は高くなっており、全体的に四球が多く、出塁率は高くなっています。
チーム全体の本塁打数は4本となっており、チームの長打率は高く、チーム全体の長打力は高いと考えられます。
チームOPSは.891であり、OPSが.900を上回っている選手は8人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
重川 創思524.01.505.631.883.001.08
大矢 青葉415.06.604.203.001.401.47
祖父江 広都15.01.805.400.00999.990.60
大内 啓輔13.00.0012.003.004.001.33
三瓶 謙信12.00.0013.504.503.000.50
チーム649.02.945.882.202.671.14

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は重川、大矢が多く投げています。
全体的に奪三振が少なくなっていますが、与四球率は低くなっています。
大矢は防御率、WHIPのいずれも悪い値になっています。
チームの防御率は3.00を下回っており、WHIPも低くなっておらず、K/BBは高くなっているわけではないため、投手力は高くないと考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム2124.981

二松学舎大付の守備率は.981であり、守備は安定していると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム301.000

盗塁は少なくなっていますが、盗塁成功率も高くなっているため、走塁力は低いわけではないと考えられます。

まとめ

二松学舎大付は、投手以外は弱点となっている部分は少なくなっています。

投手では重川は安定していますが、大矢が不安定になっています。
大矢が登板した試合は多いため、勝つためには大矢の投球が重要になってくると考えられます。
しかし、打撃では弱点はほとんどないと考えられるため、打撃で投手陣の弱点となっている部分をカバーすることは十分に可能であると考えられます。

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