第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想 福井編

　第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第40弾は敦賀気比の1強体制になりつつある福井です。

1.近年の選手権大会の力関係

　過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。

過去10大会の力関係として

・敦賀気比と福井工大福井がリードしており、福井商がそれに続く

・2014年以降は敦賀気比が勢力を伸ばして、2017年以降は福井工大福井、福井商が勢力を弱めている

・2014年以降で敦賀気比以外での優勝校は2校あるため、敦賀気比の壁は破れないわけではない

ということが挙げられます。

2.過去の傾向

　過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。

2016

2017

2018

2019

2021

過去5年の傾向として

・選手権大会優勝校は春季大会でベスト8以上の成績を残している

・秋季大会と春季大会で片方だけ優勝している高校は選手権大会で優勝していない

といったことが挙げられます。

3.2022年の展望

　2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。

この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。

◎本命：敦賀気比

　近年の力関係ではリードしており、秋季大会と春季大会の成績でマイナスな部分はない

〇対抗：丹生

　秋季大会と春季大会はいずれもベスト4であり、特にマイナスな部分はないが、近年の力関係で敦賀気比に劣る

▲穴：福井工大福井

　近年の力関係ではリードしているが、勢力を弱めており、秋季大会での優勝は過去5大会の傾向から見たときにマイナスな部分となっている

△連下：啓新

　秋季大会と春季大会でいずれも準優勝以上の成績を残しているが、過去10大会で準決勝以上の成績を残しておらず、春季大会での優勝は過去5大会の傾向から見たときにマイナスな部分となっている

4.まとめ

　2022年の福井は敦賀気比、丹生、福井工大福井、啓新が中心となると予想されます。そのため、それぞれが対戦したときにどのような結果となるのか、この中でどの高校が優勝するのかといったところ注目したいと思います。