高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 智辯和歌山

第20弾は一昨年の選手権優勝校で、3年ぶり15回目の出場となった智辯和歌山です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
秋季近畿大会準決勝5ー9報徳学園
秋季近畿大会準々決勝7ー0
秋季近畿大会1回戦8ー4京都国際
秋季和歌山大会決勝6ー1近大新宮
秋季和歌山大会準決勝10ー0海南
秋季和歌山大会準々決勝5ー0日高中津

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
中塚 遥翔26.526425.6001.2111.811
高桑 京士郎3.667010.6671.0001.667
多田羅 浩大22.579002.636.6321.268
濱口 凌輔18.353111.389.588.977
青山 達史28.227166.393.455.847
清水 風太11.273120.273.545.818
杉本 颯太27.333023.417.381.798
吉川 泰地8.333011.429.333.762
松嶋 祥斗6.200011.333.400.733
小畑 虎之介18.250004.438.250.688
湯浅 孝介24.318051.333.318.652
石橋 輝星17.231023.412.231.643
花田 悠月4.250000.250.250.500
古井 浩汰13.000063.308.000.308
チーム225.33372930.431.492.923

中塚、多田羅、濱口、杉本、湯浅が高い打率を残しています。

長打率は中塚、多田羅、濱口、清水が高くなっています。

三振率は12.9%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。

チーム打率は高くなっており、全体的に四球が多く、出塁率は高くなっています。

チーム全体の本塁打数は7本となっており、チームの長打率は高いため、チーム全体の長打力は高いと考えられます。

チームOPSは.923であり、OPSが.900を上回っている選手は3人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
清水 風太625.21.408.771.406.250.78
吉川 泰地521.12.117.170.848.500.84
岡田 晴吾10.213.500.0013.500.004.50
石原 大聖20.20.000.000.00----1.50
中西 琉輝矢10.10.0027.000.00999.990.00
福永 修吾10.10.000.0054.000.006.00
チーム649.01.847.901.654.780.90

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は清水、吉川が多く投げています。
全体的に奪三振が多くなっており、与四球は少なくなっています。
チームの防御率は2.00を下回っており、WHIPも低く、K/BBも高くなっているため、投手力は非常に高いと考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム2148.963

智辯和歌山の守備率は.963であり、守備は安定しているわけではないと考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム801.000

盗塁は多くありませんが、盗塁成功率も高くなっているため、走塁力は高いと考えられます。

まとめ

智辯和歌山は、投打のいずれも高いレベルになっています。

弱点を挙げるとするならば、守備が若干不安定になっているという点であると考えられます。
そのため、打撃で守備で弱点となっている部分のカバーをすることが重要であると考えられます。
しかし、投手陣は全体的に奪三振が多くなっているため、守備での弱点の影響は少なくなっていると考えられます。

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