第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想 石川編

　第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第15弾は石川です。

1.近年の選手権大会の力関係

　過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。

過去10大会の力関係として

・星稜が最も勢力を伸ばしている

・星稜に続く高校は、日本航空石川、遊学館、金沢、小松大谷であり、星稜との差は大きくない

ということが挙げられます。

2.過去の傾向

　過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。

2016

2017

2018

2019

2021

過去5年の傾向として

・選手権大会優勝校は春季大会でベスト4以上(優勝が4校、ベスト4が1校)の成績を残している

・秋季大会と春季大会で両方上位進出した高校は選手権大会でも上位進出しやすい

・星稜が選手権大会で優勝するとき春季大会でも優勝している

といったことが挙げられます。

3.2022年の展望

　2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。

この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。

◎本命：日本航空石川

　近年の力関係では2番手の位置にあり、秋季大会でベスト8、春季大会で優勝でもしているため、最も優勝に近い

〇対抗：金沢

　秋季大会でベスト8、春季大会で準優勝しているため、上位進出の可能性は高い

▲穴：星稜

　秋季大会で優勝、春季大会でベスト4であるが、選手権大会で優勝するとき春季大会でも優勝しているため、春季大会で優勝を逃している部分がマイナスとなっている

△連下：小松大谷

　秋季大会で準優勝、春季大会でベスト4であるが、秋季大会の成績、近年の力関係では星稜に劣る

4.まとめ

　石川は星稜に続く高校は、日本航空石川、遊学館、金沢、小松大谷に続く第2グループとなっており、星稜との差は大きくありません。そのため、今季の星稜は絶対的な本命でないため、混戦となることが予想されます。そのため、上記の5校以外の高校が優勝することも予想されます。