第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップが9/9から始まるため、戦力分析を行っていきたいと思います。
投手
投手の第104回甲子園大会での成績は以下の通りです。
背番号 | 選手名 | 高校名 | イニング | 防御率 | 奪三振 | 与四死球 |
14 | 古川 | 仙台育英 | 14.2 | 1.23 | 18 | 3 |
17 | 森本 | 市船橋 | 11.2 | 4.63 | 9 | 6 |
1 | 山田 | 近江 | 38 | 3.55 | 51 | 19 |
18 | 川原 | 大阪桐蔭 | 17 | 1.59 | 14 | 4 |
13 | 香西 | 九国大付 | 15 | 1.20 | 10 | 6 |
11 | 宮原 | 海星 | 17 | 0.53 | 18 | 5 |
16 | 生盛 | 興南 | 8 | 6.75 | 7 | 2 |
9 | 仲井 | 下関国際 | 21 | 3.43 | 26 | 7 |
防御率は宮原、香西、古川、川原が2.00を下回っており、奪三振/与四死球では古川、 仲井、宮原、川原、生盛が3.5を超えているため、宮原、香西、古川、川原、仲井、生盛が主力になると考えられます。
また、古川、仲井、森本はリリーフ登板することが多かったため、リリーフでの起用が考えられます。
野手
野手の戦力分析
野手の第104回甲子園大会(一部を除く)での成績は以下の通りです。
背番号 | 選手名 | 高校名 | 打席数 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | HR |
12 | 渡部 | 智弁和 | 5 | .400 | .400 | .400 | .800 | 0 |
10 | 松尾 | 大桐蔭 | 21 | .571 | .667 | 1.143 | 1.810 | 2 |
2 | 野田 | 九国大付 | 8 | .143 | .250 | .143 | .393 | 0 |
6 | 赤堀 | 聖光学院 | 24 | .400 | .478 | .550 | 1.028 | 0 |
4 | 藤森 | 天理 | 9 | .375 | .444 | .375 | .819 | 0 |
5 | 伊藤 | 大阪桐蔭 | 22 | .529 | .636 | 1.000 | 1.636 | 1 |
7※1 | 光弘 | 履正社 | 13 | .100 | .167 | .100 | .267 | 0 |
3※2 | 内海 | 広陵 | 9 | .500 | .556 | .625 | 1.181 | 0 |
9 | 仲井 | 下関国際 | 24 | .300 | .348 | .350 | .698 | 0 |
23 | 安田 | 聖光学院 | 23 | .409 | .409 | .636 | 1.045 | 1 |
21 | 海老根 | 大阪桐蔭 | 20 | .467 | .474 | .667 | 1.141 | 1 |
8 | 浅野 | 高松商 | 15 | .700 | .800 | 1.800 | 2.600 | 3 |
24 | 黒田 | 九国大付 | 8 | .143 | .143 | .143 | .286 | 0 |
1 | 山田 | 近江 | 23 | .400 | .455 | .750 | 1.205 | 1 |
※1 地方大会準々決勝以降の成績,※2 選抜大会での成績
OPSが1.200を超えている選手は浅野、松尾、伊藤、山田であり、IsoD(出塁率-打率)は野田、伊藤、浅野が0.1を上回っており、出塁率は浅野、松尾、伊藤、内海、赤堀、山田が.450を上回っているため、浅野、松尾、伊藤、山田、内海が主力になると考えられます。
打順について
セイバーメトリクスにおける打順の決め方として
・最も優れた3人の打者のうち、出塁率に優れた選手を1、2番に、長打率に優れた選手を4番に起用
・1、2、4番に続く打者を3、5番に起用
・残った打者を6、7、8、9番の順で打力の高い選手を配置
という説があります。
これに則って打順を決めると浅野、松尾、伊藤を1、2、4番に起用することになります。
よって、1番伊藤、2番浅野、4番松尾となります(2番打者最強論になってしまうが)。
3番と5番は山田と内海になりますが、自分としては、最強打者の浅野が勝負を避けられないよう長打力のある山田を起用します。
残りの選手で守備位置を埋めていくと打順は
1 三 伊藤
2 左 浅野
3 指 山田
4 捕 松尾
5 一 内海
6 右 海老根
7 中 安田
8 遊 赤堀
9 二 藤森
となります。
おわりに
今回の記事でU-18日本代表の各選手の成績についてまとめ、どの選手が主力になるのか予想を立てました。
しかし、U-18ベースボールワールドカップでは木製バットを使用するため、野手成績は必ずしも参考になるわけではないと考えられます。
また、練習試合や大学日本代表との試合もあるため、それらの試合結果もまとめていきたいと思います。