高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 慶応義塾

第7弾は、5年ぶり10回目の出場となった慶応義塾です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦試合結果対戦相手
秋季関東大会準決勝3ー5専大松戸
秋季関東大会準々決勝7ー3昌平
秋季関東大会1回戦5ー3常磐大
秋季神奈川大会決勝3ー6横浜
秋季神奈川大会準決勝7ー6日大藤沢
秋季神奈川大会準々決勝7ー4東海大相模
秋季神奈川大会4回戦7ー0日大
秋季神奈川大会3回戦14ー1上矢部
秋季神奈川大会2回戦10-0横須賀学院

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
福井 直睦31.433260.433.8001.233
松井 喜一4.500010.500.5001.000
安達 英輝2.500000.500.5001.000
清原 勝児30.318133.444.500.944
渡辺 憩34.345152.406.483.889
大村 昊澄34.400034.483.400.883
加藤 右悟33.323182.364.452.815
丸田 湊斗34.296036.424.370.795
延末 藍太30.320042.370.400.770
小宅 雅己17.250013.400.333.733
八木 陽16.200064.429.200.629
宮尾 青波11.091030.091.091.182
笠井 達弥1.000000.000.000.000
足立 然1.000000.000.000.000
村上 迅太2.000010.000.000.000
渡邉 千之亮2.000010.000.000.000
チーム282.32154526.395.440.836
星野、髙橋、進藤、大森は打率、長打率のいずれも高くなっています。
三振率は16.0%であるため、チーム全体での三振は多くなっていると考えられます。
チーム打率は高くなっており、全体的に四球は多くありませんが、出塁率は高くなっています。
チーム全体の本塁打数は5本となっており、チームの長打率は高く、チーム全体の長打力は高いと考えられます。
チームOPSは.836であり、OPSが.900を上回っている選手は4人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWhip
松井 喜一517.03.184.242.651.601.29
小宅 雅己743.03.985.231.882.781.33
飯田 康太郎21.10.000.0013.500.003.00
鷹尾 充千雄11.25.400.005.400.000.60
チーム763.03.714.712.431.941.33

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は小宅が多く投げています。
全体的に奪三振が少なくなっていますが、与四球は少なくなっています。
チームの防御率、Whip、K/BBのいずれも悪い数字になっているため、投手陣は不安定であると考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム2676.978

慶應義塾の守備率は.978であり、守備は安定していると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム801.000

盗塁は多くありませんが、盗塁成功率も高くなっているため、走塁力は高いと考えられます。

まとめ

慶應義塾は、打撃、守備、走塁のいずれも高いレベルになっています。

しかし、投手では与四球は少なくなっていますが、奪三振が少なく、チームの防御率やその他の指標も悪くなっているため、弱点となっていると考えられます。
そのため、勝つためには打撃で弱点となっている投手力のカバーする必要があると考えられます。

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