第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析北陸

第12弾は、34年ぶり2回目の出場となった北陸です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

OPS順(20得点以上の試合は除外)

谷嵜、友廣、水野、小矢が高い打率を残しています。

長打率は谷嵜、友廣が高くなっています。

三振率は12.7%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。

全体的に四球が多くなっていますが、チーム打率は高くなっていないため、出塁率は高い値になっていません。

チーム全体の本塁打数は0本となっていますが、チームの長打率も低いため、チーム全体の長打力は低いと考えられます。

チームOPSは.691であり、OPSが.900を上回っている選手は2人いるため、チーム全体の打撃力は高いわけではないと考えられます。

イニング順

※K/BB：奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。
K/BB＝奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は友廣が多く投げています。

友廣以外の投手は与四球が多くなっています。

全体的に奪三振は多くありませんが、与四球は少なくなっています。

チームの防御率は0点台であり、与四球も少なくなっており、WHIPも低くなっていますが、K/BBもそこまで高くなっているわけではないため、投手陣は安定していますが、投手力はそこまで高くないと考えられます。

	守備機会	失策数	守備率
チーム	165	5	.970

北陸の守備率は.970であり、守備は安定していると考えられます。

	盗塁数	盗塁死	盗塁成功率
チーム	8	0	1.000

盗塁は多くありませんが、盗塁成功率は高くなっているため、走塁力は高いと考えられます。

北陸は、走攻守で大きな弱点となっている部分は少なくなっていますが、高いレベルになっている部分もありません。

投手では友廣以外の投手奪三振が少なくなっており、与四球は多くなっています。

打撃では打率が低くなっているわけではありませんが、長打力は高くなっていないため得点力は高いわけではないと考えられます。