高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 沖縄尚学

第30弾は、9年ぶり7回目の出場となった沖縄尚学です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
明治神宮大会準々決勝4ー5仙台育英
秋季九州大会決勝8ー5長崎日大
秋季九州大会準決勝7ー6海星
秋季九州大会準々決勝3ー2明豊
秋季九州大会1回戦8ー2鳥栖
秋季沖縄大会決勝10ー3ウェルネス沖縄
秋季沖縄大会準決勝8ー1興南
秋季沖縄大会準々決勝7ー3沖縄工
秋季沖縄大会3回戦17ー0美里工
秋季沖縄大会2回戦5ー0与勝

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
知花 慎之助24.706236.7921.2352.027
東恩納 蒼20.556020.556.7221.278
仲田 侑仁17.438121.471.6881.158
大城 和平20.545021.538.5451.084
中里 大輔2.500010.500.5001.000
宮平 良磨16.333012.429.333.762
佐野 春斗23.353030.316.412.728
玉那覇 世生18.313021.389.313.701
大城 龍紀8.250010.250.250.500
儀部 皓太朗5.250000.250.250.500
糸数 幸輝18.235030.235.235.471
石川 純平10.125010.300.125.425
川満 渚生12.083010.083.083.167
照屋 希空1.000000.000.000.000
奥谷 壮太1.000000.000.000.000
チーム195.37532211.421.481.903

知花、東恩納、仲田、大城和、宮平、佐野、玉那覇が高い打率を残しています。

知花、東恩納、仲田、大城和は打率、長打率のいずれも高くなっています。

知花、宮平は四球が多く選んでいます。

三振率は11.3%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。

チーム打率は高くなっているため、全体的に四球が多くありませんが、出塁率は高くなっています。

チーム全体の本塁打数は3本となっており、チームの長打率は高く、チーム全体の長打力は高いと考えられます。

チームOPSは.949であり、OPSが.900を上回っている選手は4人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
東恩納 蒼535.03.606.692.063.251.31
照屋 希空25.01.8010.803.603.001.20
上原 秀介22.17.717.710.00999.991.71
儀部 皓太朗12.00.000.009.000.001.00
チーム544.13.456.902.442.831.31

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は東恩納が多く投げています。

全体的に奪三振が多くありませんが、与四球は少なくなっています。

チームの防御率は3点台であり、K/BBは悪い数字になっていませんが、与四球は多く、WHIPも悪い値になっているため、投手陣は不安定であると考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム2104.981

沖縄尚学の守備率は.981であり、守備は安定していると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム22.500

盗塁は少なく、盗塁成功率も低いため、走塁力は低いと考えられます。

まとめ

沖縄尚学は、投手以外は弱点となっている部分は少なくなっています。

投手ではチームの防御率が3点台であり、WHIPが悪い値になっています。

また、東恩納に負担が集中しているため、勝ち進んだときに2番手以降の投手の投球が重要になってくると考えられます。

しかし、打撃では弱点はほとんどないと考えられるため、打撃で投手陣の弱点となっている部分をカバーすることは十分に可能であると考えられます。

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