第104回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第42弾は3強体制になりつつある長野です。
1.近年の選手権大会の力関係
過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。
優勝校 | 準優勝校 | |
---|---|---|
2011 | 東京都市大塩尻 | 松商学園 |
2012 | 佐久長聖 | 松本第一 |
2013 | 上田西 | 佐久長聖 |
2014 | 佐久長聖 | 長野商 |
2015 | 上田西 | 佐久長聖 |
2016 | 佐久長聖 | 松商学園 |
2017 | 松商学園 | 佐久長聖 |
2018 | 佐久長聖 | 上田西 |
2019 | 飯山 | 伊那弥生ヶ丘 |
2021 | 松商学園 | 長野日大 |
過去10大会の力関係として
・上記3校以外が優勝した回数は2回であるため、上記3校の壁は高い
ということが挙げられます。
2.過去の傾向
過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。
2016
2015 秋 | 2016 春 | 2016 夏 | |
---|---|---|---|
長野商 | 優勝 | ベスト8 | ベスト8 |
佐久長聖 | 準優勝 | ベスト8 | 優勝 |
長野 | ベスト4 | ||
松商学園 | ベスト4 | 準優勝 | 準優勝 |
上田西 | ベスト8 | ベスト4 | ベスト8 |
東京都市大塩尻 | ベスト8 | ベスト4 | |
小諸商 | ベスト8 | ベスト4 | |
松本第一 | ベスト8 | 優勝 | |
長野日大 | ベスト4 | ||
岡谷南 | ベスト8 | ||
松本深志 | ベスト8 | ベスト8 | |
創造学園 | ベスト8 |
2017
2016 秋 | 2017 春 | 2017 夏 | |
---|---|---|---|
上田西 | 優勝 | ベスト4 | ベスト8 |
長野商 | 準優勝 | ||
飯山 | ベスト4 | ||
小諸商 | ベスト4 | 優勝 | ベスト8 |
東海大諏訪 | ベスト8 | 準優勝 | ベスト4 |
佐久長聖 | ベスト8 | ベスト8 | 準優勝 |
松本深志 | ベスト8 | ベスト8 | |
松商学園 | ベスト8 | 優勝 | |
東京都市大塩尻 | ベスト4 | ||
篠ノ井 | ベスト8 | ||
松本県ヶ丘 | ベスト8 | ||
伊那北 | ベスト8 | ||
岩村田 | ベスト4 | ||
創造学園 | ベスト8 |
2018
2017 秋 | 2018 春 | 2018 夏 | |
---|---|---|---|
日本ウェルネス | 優勝 | ベスト8 | |
佐久長聖 | 準優勝 | 優勝 | 優勝 |
松商学園 | ベスト4 | ベスト4 | ベスト8 |
長野日大 | ベスト4 | ||
松本深志 | ベスト8 | ベスト4 | |
上田西 | ベスト8 | 準優勝 | 準優勝 |
岡谷南 | ベスト8 | ベスト4 | |
創造学園 | ベスト8 | ||
伊那弥生ヶ丘 | ベスト8 | ||
諏訪二葉 | ベスト8 | ||
松本第一 | ベスト8 | ベスト8 | |
東海大諏訪 | ベスト8 | ||
松本国際 | ベスト4 | ||
小諸商 | ベスト8 |
2019
2018 秋 | 2019 春 | 2019 夏 | |
---|---|---|---|
上田西 | 優勝 | ベスト4 | ベスト4 |
松本第一 | 準優勝 | ベスト8 | |
東海大諏訪 | ベスト4 | 優勝 | ベスト4 |
長野日大 | ベスト4 | ベスト8 | ベスト8 |
飯山 | ベスト8 | 優勝 | |
長野商 | ベスト8 | ベスト4 | |
長野西 | ベスト8 | ||
小諸商 | ベスト8 | ベスト8 | |
東京都市大塩尻 | 準優勝 | ||
松本深志 | ベスト8 | ||
佐久長聖 | ベスト8 | ||
伊那弥生ヶ丘 | 準優勝 | ||
松商学園 | ベスト8 | ||
岡谷南 | ベスト8 |
2021
2020 秋 | 2021 春 | 2021 夏 | |
---|---|---|---|
佐久長聖 | 優勝 | ベスト8 | ベスト8 |
上田西 | 準優勝 | ベスト8 | ベスト8 |
東京都市大塩尻 | ベスト4 | ベスト8 | ベスト8 |
松商学園 | ベスト4 | 優勝 | 優勝 |
飯田OIDE長姫 | ベスト8 | ||
伊那北 | ベスト8 | ||
長野日大 | ベスト8 | ベスト4 | 準優勝 |
東海大諏訪 | ベスト8 | ||
岡谷南 | 準優勝 | ベスト4 | |
高遠 | ベスト4 | ベスト4 | |
上田染谷丘 | ベスト8 | ベスト8 |
過去5年の傾向として
・選手権大会優勝校は秋季大会でベスト8以上の成績を残している
・秋季大会優勝校と春季大会準優勝校は選手権大会で優勝していない
・秋季大会と春季大会両方とも上位進出した高校は選手権大会でも上位進出しやすい
といったことが挙げられます。
3.2022年の展望
2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。
2021 秋 | 2022 春 | |
---|---|---|
松商学園 | 優勝 | |
東京都市大塩尻 | 準優勝 | ベスト8 |
東海大諏訪 | ベスト4 | |
長野日大 | ベスト4 | |
日本ウェルネス長野 | ベスト8 | |
松本深志 | ベスト8 | |
岩村田 | ベスト8 | |
上田西 | ベスト8 | 優勝 |
篠ノ井 | 準優勝 | |
岡谷南 | ベスト4 | |
伊那北 | ベスト4 | |
松本国際 | ベスト8 | |
上田染谷丘 | ベスト8 | |
小諸商 | ベスト8 |
この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。
◎本命:上田西
近年の力関係ではリードしており、秋季大会はベスト8、春季大会は優勝しているため、選手権大会でも上位進出する可能性は高い
〇対抗:東京都市大塩尻
秋季大会で準優勝しており、春季大会でも上位進出しているが、優勝が11年前である
▲穴:松商学園
近年の力関係ではリードしているが、秋季大会の優勝が過去5大会の傾向から見たときにマイナスな部分となっている
△連下:長野日大
秋季大会でベスト4であるが、優勝したのが13年前であり、秋季大会と春季大会の成績でも上記3校に劣る
4.まとめ
2022年の長野は上田西が本命となっていますが、他の高校との差は大きくないと考えられるます。そのため、混戦となると予想され、予想に挙げていない高校が優勝する可能性もあります。