第104回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第37弾は天理と智弁学園の2強体制にある奈良です。
1.近年の選手権大会の力関係
過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。
優勝校 | 準優勝校 | |
---|---|---|
2011 | 智弁学園 | 桜井 |
2012 | 天理 | 畝傍 |
2013 | 桜井 | 奈良大付 |
2014 | 智弁学園 | 天理 |
2015 | 天理 | 大和広陵 |
2016 | 智弁学園 | 天理 |
2017 | 天理 | 奈良大付 |
2018 | 奈良大付 | 天理 |
2019 | 智弁学園 | 高田商 |
2021 | 智弁学園 | 高田商 |
過去10大会の力関係として
・天理と智弁学園の2強となっている
・2強以外で優勝している高校は2校だけであるため、2強の壁は高い
ということが挙げられます。
2.過去の傾向
過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。
2016
2015 秋 | 2016 春 | 2016 夏 | |
---|---|---|---|
智弁学園 | 優勝 | 優勝 | 優勝 |
奈良大付 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト4 |
平城 | ベスト4 | ベスト8 | |
奈良 | ベスト4 | ベスト8 | |
天理 | ベスト8 | 準優勝 | 準優勝 |
関西中央 | ベスト8 | ベスト4 | |
桜井 | ベスト8 | ||
西の京 | ベスト8 | ||
法隆寺国際 | ベスト8 | ||
五條 | ベスト8 | ベスト8 | |
登美ヶ丘 | ベスト8 | ||
郡山 | ベスト4 | ||
高田 | ベスト8 | ||
奈良朱雀 | ベスト8 |
2017
2016 秋 | 2017 春 | 2017 夏 | |
---|---|---|---|
智弁学園 | 優勝 | 優勝 | ベスト4 |
高田商 | 準優勝 | ベスト4 | ベスト4 |
橿原学院 | ベスト4 | ベスト8 | ベスト8 |
高取国際 | ベスト4 | ||
奈良朱雀 | ベスト8 | ||
橿原 | ベスト8 | ||
奈良大付 | ベスト8 | 準優勝 | 準優勝 |
郡山 | ベスト8 | ||
天理 | ベスト4 | 優勝 | |
高田 | ベスト8 | ||
御所実 | ベスト8 | ||
法隆寺国際 | ベスト8 | ||
高円 | ベスト8 | ||
登美ヶ丘 | ベスト8 | ||
関西中央 | ベスト8 |
2018
2017 秋 | 2018 春 | 2018 夏 | |
---|---|---|---|
智弁学園 | 優勝 | 優勝 | ベスト4 |
高田商 | 準優勝 | 準優勝 | |
法隆寺国際 | ベスト4 | ベスト8 | |
天理 | ベスト4 | ベスト4 | 準優勝 |
奈良大付 | ベスト8 | 優勝 | |
奈良 | ベスト8 | ベスト8 | |
奈良高専 | ベスト8 | ||
畝傍 | ベスト8 | ||
橿原学院 | ベスト4 | ベスト4 | |
生駒 | ベスト8 | ||
高田 | ベスト8 | ||
奈良北 | ベスト8 | ||
五條 | ベスト8 | ||
一条 | ベスト8 | ||
高取国際 | ベスト8 |
2019
2018 秋 | 2019 春 | 2019 夏 | |
---|---|---|---|
天理 | 優勝 | ベスト8 | ベスト8 |
橿原 | 準優勝 | ||
登美ヶ丘 | ベスト4 | ベスト8 | |
法隆寺国際 | ベスト4 | ベスト4 | |
奈良大付 | ベスト8 | ||
関西中央 | ベスト8 | ベスト8 | |
智弁学園 | ベスト8 | 優勝 | 優勝 |
高田 | ベスト8 | ベスト4 | |
郡山 | 準優勝 | ||
奈良高専 | ベスト4 | ||
添上 | ベスト8 | ||
一条 | ベスト8 | ||
畝傍 | ベスト8 | ||
高田商 | 準優勝 | ||
大和広陵 | ベスト4 | ||
生駒 | ベスト8 |
2021
2020 秋 | 2021 春 | 2021 夏 | |
---|---|---|---|
天理 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
智弁学園 | 準優勝 | 優勝 | 優勝 |
畝傍 | ベスト4 | ベスト4 | |
奈良大付 | ベスト4 | ベスト4 | ベスト4 |
関西中央 | ベスト8 | ベスト8 | |
御所実 | ベスト8 | ベスト8 | |
高田 | ベスト8 | ||
桜井 | ベスト8 | ||
奈良 | ベスト8 | ||
郡山 | ベスト8 | ベスト8 | |
高田商 | 準優勝 | ||
法隆寺国際 | ベスト8 | ||
五條 | ベスト8 | ||
一条 | ベスト8 |
過去5年の傾向として
・選手権大会で優勝校は秋季大会ベスト8以上or春季大会ベスト4以上
・春季大会で上位進出した方が秋季大会で上位進出するより選手権大会で上位進出しやすい
といったことが挙げられます。
3.2022年の展望
2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。
2021 秋 | 2022 春 | |
---|---|---|
智弁学園 | 優勝 | |
高田商 | 準優勝 | |
天理 | ベスト4 | 準優勝 |
奈良北 | ベスト4 | |
奈良 | ベスト8 | ベスト8 |
奈良大付 | ベスト8 | 優勝 |
橿原 | ベスト8 | |
御所実 | ベスト8 | ベスト4 |
畝傍 | ベスト4 | |
郡山 | ベスト8 | |
桜井 | ベスト8 | |
生駒 | ベスト8 |
この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。
◎本命:天理
近年の力関係では最上位グループにあり、秋季大会と春季大会でベスト4以上のため、上位進出する可能性は高い
〇対抗:智弁学園
近年の力関係では最上位グループにあるが、春季大会で上位進出していない
▲穴:奈良大付
秋季大会でベスト8、春季大会で優勝しているが、近年の力関係では上記2校に劣る
△連下:御所実
秋季大会と春季大会で上位進出しているが、過去10大会で準優勝以上の成績を残していない
4.まとめ
2022年の奈良は天理、智弁学園が中心となると予想されます。そのため、天理と智弁学園が対戦したときにどのような結果となるのかといったところ注目したいと思います。