第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想 愛知編

　第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第27弾は3強体制となっている愛知です。

1.近年の選手権大会の力関係

　過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。

過去10大会の力関係として

・中京大中京、愛工大名電、 東邦の3強となっている

・私学4強の一角である享栄は上記3強と比べて劣る

・3強以外に優勝している高校は2校であり、準優勝以上の成績を残している高校は7校あるため、3強の壁は破れないわけではない

ということが挙げられます。

2.過去の傾向

　過去5年(2018年は2代表であり、2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです

2015

2016

2017

2019

2021

過去5年の傾向として

・選手権大会優勝校は秋季大会と春季大会で準優勝していない

・春季大会で上位進出した方が秋季大会で上位進出するより選手権大会で上位進出しやすい

・秋季大会と春季大会で上位進出した高校は選手権大会でも上位進出しやすい

といったことが挙げられます。

3.2022年の展望

　2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。

この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。

◎本命：東邦

　近年の力関係では最上位グループにあり、秋季大会でベスト8、春季大会で優勝しているため、上位進出する可能性は高い

〇対抗：享栄

　秋季大会で優勝しており、春季大会でも上位進出しているが、優勝から遠ざかっている

▲穴：中京大中京

　近年の力関係では最上位グループにあり、秋季大会でベスト8であるが、秋季大会と春季大会の成績で東邦に劣る

△連下：星城

　秋季大会と春季大会いずれもベスト4だが、近年の力関係では、東邦と中京大中京に劣る

4.まとめ

　2022年の愛知は東邦と享栄が中心となると予想されます。よって、東邦と享栄が対戦したときに、どのような結果となるのか、また、その2校をどの高校が倒すのかといったところ注目したいです。また、3年前は3強以外の高校同士の決勝戦となったので、3強以外の高校がどのような戦いを見せるかといったところも注目です。