第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第26弾は今日開幕した兵庫です。
1.近年の選手権大会の力関係
過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。
| 優勝校 | 準優勝校 | |
|---|---|---|
| 2010 | 報徳学園 | 市川 |
| 2011 | 東洋大姫路 | 加古川北 |
| 2012 | 滝川二 | 加古川北 |
| 2013 | 西脇工 | 東洋大姫路 |
| 2014 | 神戸国際大付 | 三田松聖 |
| 2015 | 滝川二 | 明石商 |
| 2016 | 市尼崎 | 明石商 |
| 2017 | 神戸国際大付 | 明石商 |
| 2019 | 明石商 | 神戸国際大付 |
| 2021 | 神戸国際大付 | 関西学院 |
過去10大会の力関係として
・2013年以前は群雄割拠であったが2014年以降は神戸国際大付、明石商が勢力を伸ばしている。
・2016年までは上記2校以外にも準優勝以上の成績を残している高校はあったが2017年からは上記2校がほぼ独占している
ということが挙げられます。
2.過去の傾向
過去5年(2018年は2代表であり、2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです
2015
| 2014 秋 | 2015 春 | 2015 夏 | |
|---|---|---|---|
| 神戸国際大付 | 優勝 | 優勝 | ベスト4 |
| 報徳学園 | 準優勝 | ベスト8 | ベスト8 |
| 津名 | ベスト4 | ベスト8 | |
| 滝川二 | ベスト4 | 優勝 | |
| 須磨翔風 | ベスト8 | ベスト4 | ベスト8 |
| 明石 | ベスト8 | ||
| 姫路南 | ベスト8 | ||
| 尼崎小田 | ベスト8 | ||
| 社 | 準優勝 | ||
| 関西学院 | ベスト4 | ||
| 尼崎工 | ベスト8 | ||
| 市川 | ベスト8 | ||
| 篠山鳳鳴 | ベスト8 | ||
| 明石商 | 準優勝 | ||
| 西脇 | ベスト4 | ||
| 須磨友が丘 | ベスト8 |
2016
| 2015 秋 | 2016 春 | 2016 夏 | |
|---|---|---|---|
| 明石商 | 優勝 | 優勝 | 準優勝 |
| 報徳学園 | 準優勝 | 準優勝 | ベスト8 |
| 神港学園 | ベスト4 | ベスト4 | |
| 加古川東 | ベスト4 | ||
| 育英 | ベスト8 | ベスト4 | |
| 社 | ベスト8 | ベスト4 | |
| 六甲アイランド | ベスト8 | ||
| 長田 | ベスト8 | ||
| 東洋大姫路 | ベスト4 | ||
| 市川 | ベスト8 | ベスト8 | |
| 北条 | ベスト8 | ||
| 神戸国際大付 | ベスト8 | ベスト8 | |
| 姫路南 | ベスト8 | ||
| 市尼崎 | 優勝 | ||
| 明石南 | ベスト8 |
2017
| 2016 秋 | 2017 春 | 2017 夏 | |
|---|---|---|---|
| 神戸国際大付 | 優勝 | ベスト8 | 優勝 |
| 報徳学園 | 準優勝 | 優勝 | ベスト4 |
| 育英 | ベスト4 | ベスト4 | ベスト8 |
| 神港学園 | ベスト4 | ベスト8 | |
| 村野工 | ベスト8 | ||
| 東播工 | ベスト8 | ||
| 関西学院 | ベスト8 | ベスト8 | |
| 市尼崎 | ベスト8 | ||
| 社 | 準優勝 | ||
| 明石商 | ベスト4 | 準優勝 | |
| 滝川 | ベスト8 | ||
| 市西宮 | ベスト8 | ベスト8 | |
| 滝川二 | ベスト4 | ||
| 市川 | ベスト8 |
2019
| 2018 秋 | 2019 春 | 2019 夏 | |
|---|---|---|---|
| 明石商 | 優勝 | 優勝 | |
| 神戸国際大付 | 準優勝 | 優勝 | 準優勝 |
| 報徳学園 | ベスト4 | ||
| 社 | ベスト4 | ベスト8 | ベスト8 |
| 東播磨 | ベスト8 | ||
| 育英 | ベスト8 | ベスト4 | |
| 六甲ｱｲﾗﾝﾄﾞ | ベスト8 | ||
| 市尼崎 | ベスト8 | ||
| 須磨翔風 | 準優勝 | ||
| 東洋大姫路 | ベスト4 | ||
| 姫路南 | ベスト4 | ベスト8 | |
| 西宮東 | ベスト8 | ||
| 武庫荘総合 | ベスト8 | ||
| 明石南 | ベスト8 | ||
| 高砂 | ベスト4 | ||
| 加古川西 | ベスト8 | ||
| 小野 | ベスト8 |
2021
| 2020 秋 | 2021 春 | 2021 夏 | |
|---|---|---|---|
| 神戸国際大付 | 優勝 | 準優勝 | 優勝 |
| 東播磨 | 準優勝 | ベスト8 | |
| 長田 | ベスト4 | ||
| 村野工 | ベスト4 | ||
| 育英 | ベスト8 | ||
| 神戸弘陵 | ベスト8 | ベスト4 | |
| 高砂南 | ベスト8 | ||
| 明石商 | ベスト8 | ||
| 神港学園 | 優勝 | ||
| 東洋大姫路 | ベスト4 | ベスト8 | |
| 滝川二 | ベスト8 | ベスト8 | |
| 報徳学園 | ベスト8 | ベスト4 | |
| 尼崎工 | ベスト8 | ||
| 三田松聖 | ベスト8 | ||
| 関西学院 | 準優勝 | ||
| 社 | ベスト4 | ||
| 兵庫工 | ベスト8 |
過去5年の傾向として
・選手権大会優勝校は春季大会で優勝していない
・秋季大会と春季大会の両方で上位進出した高校は選手権大会でも上位進出しやすい
といったことが挙げられます。
3.2022年の展望
2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。
| 2021 秋 | 2022 春 | |
|---|---|---|
| 社 | 優勝 | ベスト4 |
| 神戸学院大付 | 準優勝 | |
| 東洋大姫路 | ベスト4 | 準優勝 |
| 明石商 | ベスト4 | |
| 神戸国際大付 | ベスト8 | |
| 加古川西 | ベスト8 | |
| 須磨友が丘 | ベスト8 | |
| 市川 | ベスト8 | ベスト8 |
| 報徳学園 | 優勝 | |
| 滝川二 | ベスト4 | |
| 須磨翔風 | ベスト8 | |
| 神戸弘陵 | ベスト8 | |
| 松陽 | ベスト8 |
この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。
◎本命：明石商
近年の力関係ではリードしており、秋季大会でベスト4であるため、選手権大会で最も優勝に近い
〇対抗：東洋大姫路
秋季大会でベスト4、春季大会で準優勝しているため、上位進出する可能性は高い
▲穴：社
秋季大会で優勝しており、春季大会で安定した成績を残しているが、10大会以内で準優勝校以上の成績を残していない
△連下：神戸国際大付
近年の力関係ではリードしており、秋季大会でベスト8であるが、明石商と比較したときに劣る
4.まとめ
2022年の兵庫は絶対的な本命がいないため、予想に挙げていない高校が優勝する可能性は十分にあります。