高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 大阪桐蔭

第17弾は、昨年のセンバツ優勝校であり、4年連続14回目の出場となった大阪桐蔭です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
明治神宮大会決勝6ー5広陵
明治神宮大会準決勝5ー4仙台育英
明治神宮大会準々決勝12ー2クラーク国際
明治神宮大会1回戦9ー1東邦
秋季近畿大会決勝1ー0報徳学園
秋季近畿大会準決勝5ー3龍谷大平安
秋季近畿大会準々決勝9ー4彦根総合
秋季近畿大会1回戦6ー3神戸国際大付
秋季大阪大会決勝7ー0履正社
秋季大阪大会準決勝10ー2関西創価
秋季大阪大会準々決勝12ー0東大阪大柏原
秋季大阪大会5回戦8ー3東海大大阪仰星
秋季大阪大会4回戦11ー0春日丘
秋季大阪大会3回戦8ー0大商大
秋季大阪大会2回戦16ー0桜塚

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
境 亮陽7.571110.5711.1431.714
南川 幸輝50.444069.551.6111.162
山田 太成50.439022.465.6101.075
村本 勇海46.381131.409.524.933
長澤 元44.361024.439.472.911
小川 大地54.233177.377.395.773
ラマル ギービン ラタナヤケ18.214023.389.357.746
前田 悠伍32.296053.367.370.737
徳丸 快晴51.311044.360.356.716
佐藤 夢樹42.1720106.366.345.711
八瀬山 大悟10.375020.300.375.675
岸本 真生33.143036.387.238.625
南 恒誠2.000011.500.000.500
笹井 知哉3.000020.000.000.000
川口 海偉2.000000.000.000.000
チーム445.31835046.410.451.861

南川、山田、村本、長澤、徳丸が高い打率を残しています。

南川、山田、村本は打率、長打率のいずれも高くなっています。

三振率は11.2%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。

全体的に四球が多くなっており、チーム打率は高くなっているため、出塁率は高くなっています。

チーム全体の本塁打数は3本となっており、チームの長打率は高く、チーム全体の長打力は高いと考えられます。

チームOPSは.861であり、OPSが.900を上回っている選手は4人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
前田 悠伍968.01.329.791.994.930.87
南 恒誠510.01.808.105.401.501.40
松井 弘樹45.00.003.603.601.000.60
南 陽人25.03.609.005.401.671.20
境 亮陽12.04.500.009.000.002.00
藤井 勇真11.00.009.000.00999.990.00
平嶋 桂知10.0999.99----999.990.00999.99
チーム1191.01.589.002.873.140.99

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は前田が多く投げています。

全体的に奪三振は多く、与四球は少なくなっています。

チームの防御率は1点台であり、WHIPも低くなっており、K/BBも高くなっているため、投手力は高いと考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム37714.963

大阪桐蔭の守備率は.951であり、守備は若干不安定であると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム31.750

盗塁は少なく、盗塁成功率も高くなっていため、走塁力は低いと考えられます。

まとめ

大阪桐蔭は、投打のいずれも高いレベルになっています。

チームの弱点を挙げるとするならば、投手では前田に負担が集中しているという点であり、守備では若干不安定になっているという点であると考えられます。

よって、2番手投手をどのようにするのか、打撃で弱点となっている部分のカバーをすることがカギになってくると考えられます。

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