高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 履正社

第21弾は、3年ぶり10回目の出場となった履正社です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
秋季近畿大会準々決勝6ー9報徳学園
秋季近畿大会1回戦10ー2瀬田工
秋季大阪大会決勝0ー7大阪桐蔭
秋季大阪大会準決勝13ー2箕面学園
秋季大阪大会準々決勝3ー0近大付
秋季大阪大会5回戦6ー1興国
秋季大阪大会4回戦10ー3関大北陽
秋季大阪大会3回戦10ー0大商大堺
秋季大阪大会2回戦27ー0大教大天王寺
秋季大阪大会1回戦11ー1大阪学院大

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
森田 大翔21.556242.5711.0561.627
増田 壮9.286200.3751.1431.518
西 稜太23.400140.435.7501.185
鈴木 大空10.429012.556.5711.127
坂根 葉矢斗21.444022.500.5561.056
佐野木 大登2.500010.500.5001.000
森澤 拓海22.294032.400.471.871
近澤 賢虎19.333021.375.400.775
東 丞敏9.286011.375.286.661
西田 大志12.250010.250.250.500
小川 輝8.167011.286.167.452
村田 駿14.167020.214.167.381
太鼓地 優希3.000011.333.000.333
只石 琉人4.000030.250.000.250
福田 幸之介1.000000.000.000.000
今仲 巧3.000000.000.000.000
チーム181.34552612.408.541.949

森田、西、鈴木、坂根、近澤が高い打率を残しています。

森田、西、鈴木、坂根は打率、長打率のいずれも高くなっています。

鈴木は四球が多く選んでいます。

三振率は14.4%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。

チーム打率は高くなっているため、全体的に四球が多くありませんが、出塁率は高くなっています。

チーム全体の本塁打数は5本となっており、チームの長打率は高く、チーム全体の長打力は高いと考えられます。

チームOPSは.949であり、OPSが.900を上回っている選手は4人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
増田 壮421.12.9510.132.534.001.08
今仲 巧48.13.248.645.401.601.56
福田 幸之介37.01.295.143.861.331.00
高木 大希21.127.0013.500.00999.993.75
中村 太星10.227.000.0027.000.004.50
チーム538.23.968.843.722.381.32

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は増田が多くのイニングを投げており、増田、今仲が多くの試合で登板しています。

全体的に奪三振が多くなっていますが、与四球も多くなっています。

チームの防御率は4.00に近くなっており、K/BBは悪い数字になっていませんが、与四球は多く、WHIPも悪い値になっているため、投手陣は不安定であると考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム1785.966

履正社の守備率は.966であり、守備は若干不安定であると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム62.750

盗塁は多くなく、盗塁成功率も高くないため、走塁力は低いと考えられます。

まとめ

履正社は、投手以外は弱点となっている部分は少なくなっています。

投手ではチームの防御率が4.00に近く、増田以外の投手は与四球率やWHIPが悪い値になっています。

増田以外の投手が登板した試合は多くなっているため、勝つためには2番手以降の投手の投球が重要になってくると考えられます。

しかし、打撃では弱点はほとんどないと考えられるため、打撃で投手陣の弱点となっている部分をカバーすることは十分に可能であると考えられます。

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