第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想 宮城編

　第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第34弾は仙台育英の1強になりつつある宮城です。

1.近年の選手権大会の力関係

　過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。

過去10大会の力関係として

・仙台育英が抜けており、東北、利府、古川工がそれに続く

・上記4校以外の優勝は1回しかないため、上記4校の壁は高い

・東北、利府、古川工の優勝は1回ずつであるため、仙台育英と東北、利府、古川工の差は大きい

ということが挙げられます。

2.過去の傾向

　過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。

2016

2017

2018

2019

2021

過去5年の傾向として

・選手権大会優勝校は秋季大会と春季大会のいずれかでベスト4以上の成績を残している

・秋季大会で準決勝敗退した高校と準々決勝敗退した高校は選手権大会で優勝していない

といったことが挙げられます。

3.2022年の展望

　2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。

この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。

◎本命：仙台育英

　秋季大会と春季大会で優勝しており、近年の力関係でもかなりリードしているため、優勝する可能性は高い

〇対抗：東北

　秋季大会と春季大会で準優勝しており、近年の力関係でもリードしているため、上位進出する可能性は高いが優勝は厳しい

▲穴：仙台三

　昨年準優勝しているが、近年の力関係、秋季大会と春季大会の成績で上記2校に劣る

△連下：利府

　近年の力関係でもリードしているが、秋季大会ベスト4が過去の傾向から見たときにマイナスな部分となっている

4.まとめ

　2022年の宮城は仙台育英が大本命であり、選手権大会でも優勝する可能性は高いと予想されます。よって、仙台育英をどの高校が倒すのかといったところ注目したいです。