第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想 長崎編

　第１０４回全国高校野球選手権地方大会・優勝校予想記事の第24弾は出場校が年ごとに入れ替わることが多い長崎です。

1.近年の選手権大会の力関係

　過去10大会の優勝校、準優勝校は以下の通りです。

過去10大会の力関係として

・海星が抜けており、長崎商、創成館がそれに続く形になっている

・長崎商が勢力を伸ばしている

・準優勝以上の成績を残している高校の数自体は多いため、上記3校以外の高校同士の差は大きくなく、また、準優勝以上の成績を残した回数も半分近くあるため、上記3校との差は大きくない

ということが挙げられます。

2.過去の傾向

　過去5年(2020年は大会中止のためカウントしない)の結果は以下の通りです。

2016

2017

2018

2019

2021

過去5年の傾向として

・春季大会準優勝校は選手権大会で優勝していない

・春季大会で上位進出した方が秋季大会で上位進出するより選手権大会で上位進出しやすい

といったことが挙げられます。

3.2022年の展望

　2021年秋季大会、2022年春季大会の結果は以下の通りです。

この結果と近年の力関係を考慮して、以下のように予想します。

◎本命：海星　

　秋季大会で優勝しており、春季大会でもベスト8であり、近年の力関係でもリードしている

〇対抗：波佐見

　春季大会で優勝しており、2017年に優勝している

▲穴：創成館

　近年の力関係では2番手の位置にあり、秋季大会と春季大会で上位進出しているため、優勝を狙うことは可能

△連下：大崎

　春季大会で準優勝しているが、過去5年の傾向から見たときにマイナスな部分となっているため、優勝は厳しい

4.まとめ

　2022年の長崎の本命は海星であるため、海星が中心となると予想されます。また、海星、長崎商、創成館と他の高校との差は大きくないため、海星を倒すことは可能であります。そのため、どこが海星を倒すのかといったところに注目したいと思います。