高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 大分商

第32弾は3年ぶり7回目となった大分商です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
秋季九州大会準決勝1ー4長崎日大
秋季九州大会準々決勝2ー1東福岡
秋季九州大会1回戦10ー0神村学園
秋季大分大会決勝1ー2明豊
秋季大分大会準決勝10ー4高田
秋季大分大会準々決勝2ー0大分舞鶴
秋季大分大会3回戦8ー1杵築
秋季大分大会2回戦7ー0大分雄城台

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
渡邊 公人12.500011.545.6001.145
江口 飛勇12.455011.500.6361.136
豊田 顕13.333030.400.333.733
二宮 力丸11.286012.444.286.730
羽田野 颯未12.250020.250.417.667
丸尾 櫂人10.286031.375.286.661
大道 蓮12.250040.250.250.500
吉田 遼平2.000011.500.000.500
上田 迅人11.125032.300.125.425
児玉 迅6.167010.167.167.334
飯田 凜琥4.000020.000.000.000
桝谷 春樹1.000000.000.000.000
チーム106.2840228.351.341.692

渡邊、江口、豊田が高い打率を残しています。

渡邊、江口は打率、長打率のいずれも高くなっています。

二宮は四球を多く選んでいます。

三振率は20.8%であるため、チーム全体での三振は非常に多いと考えられます。

チーム打率は高くなっていますが、全体的に四球は少ないため、出塁率は高い値になっていません。

チームの長打率は低く、チームの本塁打数は0本となっているため、チーム全体の長打力は低いと考えられます。

チームOPSは.692であり、OPSが.900を上回っている選手は2人いるため、チーム全体の打撃力は高いわけではないと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
児玉 迅312.01.506.004.501.331.50
飯田 凜琥310.21.697.591.694.500.66
松木 翔和10.10.000.0054.000.006.00
チーム323.01.576.653.911.701.17

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は児玉、飯田が多く投げています。

全体的に奪三振は多くなく、与四球は多めになっています。

児玉は与四球が多く、WHIPも悪い値になっています。

チームの防御率は1点台ですが、与四球率やK/BBは悪い値になっているため、投手陣は不安定であると考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム992.980

大分商の守備率は.980であり、守備は安定していると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム32.600

盗塁は多くなく、盗塁成功率も高くないため、走塁力は低いと考えられます。

まとめ

大分商は、投打で弱点となっている部分があると考えられます。

打撃では全体的に三振が多くなっています。

また、打率は低くありませんが、長打力が低くなっているため、点を取るには1イニングでヒットを集中させる必要があると考えられます。

投手ではチームの防御率は1点台となっており、飯田は安定していますが、児玉は与四球が多く、WHIPも悪い値になっているため不安定であると考えられます。

また、守備も安定していますが、走塁力も低くなっているため、勝つためにはある程度点を取ることが重要になってくると考えられます。

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