高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 仙台育英

第2弾は昨年の選手権優勝校で、2年ぶり15回目の出場となった仙台育英です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦スコア対戦相手
明治神宮大会準決勝4ー5大阪桐蔭
明治神宮大会準々決勝5ー4沖縄尚学
秋季東北大会決勝6ー3東北
秋季東北大会準決勝2ー1能代松陽
秋季東北大会準々決勝3ー0鶴岡東
秋季東北大会2回戦2ー1青森山田
秋季宮城大会決勝1ー2東北
秋季宮城大会準決勝9ー0仙台三
秋季宮城大会準々決勝13ー0石巻工
秋季宮城大会3回戦7ー3仙台商

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
仁田 陽翔8.600012.7501.0001.750
湯浅 桜翼41.355017.512.6131.125
下山 健太8.375000.375.6251.000
濱田 大輔22.235164.381.529.910
齊藤 敏哉37.310048.459.448.908
寺田 賢生14.308101.357.538.896
山田 脩也47.286029.457.429.885
尾形 樹人45.273177.455.394.848
鈴木 拓斗10.250001.300.500.800
齊藤 陽46.289034.348.421.769
橋本 航河48.326042.362.326.687
住石 孝雄34.154047.333.269.603
髙橋 煌稀15.214040.214.214.429
湯田 統真9.111040.111.222.333
登藤 海優史8.143020.143.143.286
熊谷 禅4.000001.250.000.250
チーム396.27934253.396.417.813

仁田、湯浅、下山、齊藤敏、橋本が高い打率を残しています。

長打率は仁田、湯浅、下山、濱田、寺田、鈴木が高くなっています。
三振率は10.6%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。
チーム打率はそこまで高いわけではありませんが、全体的に四球が多く、出塁率は高くなっています。
チーム全体の本塁打数は3本となっており、チームの長打率は高くないため、チーム全体の長打力は高くないと考えられます。
チームOPSは.831であり、OPSが.900を上回っている選手は5人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
髙橋 煌稀733.21.608.551.346.400.71
湯田 統真825.02.8811.162.524.431.08
仁田 陽翔721.01.2911.573.863.001.05
田中 優飛57.11.239.824.912.001.09
内田 陸斗10.0--------------------
チーム1187.01.8610.142.593.920.94

※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。

K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は高橋、湯田、仁田が多く投げています。
全体的に奪三振が多くなっており、仁田、田中以外は与四球率が低くなっています。
防御率は全員3.00を下回っており、WHIPも低く、K/BBも高くなっているため、投手力は非常に高いと考えられます。

守備、走塁

守備成績

守備機会失策数守備率
チーム3585.986

仙台育英の守備率は.986であり、守備は安定していると考えられます。

走塁成績

盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム282.933

盗塁は多く、盗塁成功率も高くなっているため、走塁力は高いと考えられます。

まとめ

仙台育英は、投手、打撃、守備、走塁のいずれも高いレベルになっています。

弱点を挙げるとするならば、投手では仁田、田中の与四球が多くなっているという点であり、打撃では長打力が高くないという点であると考えられます。
しかし、投手では全体的に奪三振が多く、打撃では出塁率が高くなっているため、弱点となっている部分はある程度カバー出来ていると考えられます。

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