第2弾は昨年の選手権優勝校で、2年ぶり15回目の出場となった仙台育英です。
秋季大会の成績
秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。
試合結果
出場大会 | 回戦 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|
明治神宮大会 | 準決勝 | 4ー5 | 大阪桐蔭 |
明治神宮大会 | 準々決勝 | 5ー4 | 沖縄尚学 |
秋季東北大会 | 決勝 | 6ー3 | 東北 |
秋季東北大会 | 準決勝 | 2ー1 | 能代松陽 |
秋季東北大会 | 準々決勝 | 3ー0 | 鶴岡東 |
秋季東北大会 | 2回戦 | 2ー1 | 青森山田 |
秋季宮城大会 | 決勝 | 1ー2 | 東北 |
秋季宮城大会 | 準決勝 | 9ー0 | 仙台三 |
秋季宮城大会 | 準々決勝 | 13ー0 | 石巻工 |
秋季宮城大会 | 3回戦 | 7ー3 | 仙台商 |
打者成績
OPS順(20得点以上の試合は除外)
選手名 | 打席数 | 打率 | 本塁打 | 三振 | 四球 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仁田 陽翔 | 8 | .600 | 0 | 1 | 2 | .750 | 1.000 | 1.750 |
湯浅 桜翼 | 41 | .355 | 0 | 1 | 7 | .512 | .613 | 1.125 |
下山 健太 | 8 | .375 | 0 | 0 | 0 | .375 | .625 | 1.000 |
濱田 大輔 | 22 | .235 | 1 | 6 | 4 | .381 | .529 | .910 |
齊藤 敏哉 | 37 | .310 | 0 | 4 | 8 | .459 | .448 | .908 |
寺田 賢生 | 14 | .308 | 1 | 0 | 1 | .357 | .538 | .896 |
山田 脩也 | 47 | .286 | 0 | 2 | 9 | .457 | .429 | .885 |
尾形 樹人 | 45 | .273 | 1 | 7 | 7 | .455 | .394 | .848 |
鈴木 拓斗 | 10 | .250 | 0 | 0 | 1 | .300 | .500 | .800 |
齊藤 陽 | 46 | .289 | 0 | 3 | 4 | .348 | .421 | .769 |
橋本 航河 | 48 | .326 | 0 | 4 | 2 | .362 | .326 | .687 |
住石 孝雄 | 34 | .154 | 0 | 4 | 7 | .333 | .269 | .603 |
髙橋 煌稀 | 15 | .214 | 0 | 4 | 0 | .214 | .214 | .429 |
湯田 統真 | 9 | .111 | 0 | 4 | 0 | .111 | .222 | .333 |
登藤 海優史 | 8 | .143 | 0 | 2 | 0 | .143 | .143 | .286 |
熊谷 禅 | 4 | .000 | 0 | 0 | 1 | .250 | .000 | .250 |
チーム | 396 | .279 | 3 | 42 | 53 | .396 | .417 | .813 |
仁田、湯浅、下山、齊藤敏、橋本が高い打率を残しています。
長打率は仁田、湯浅、下山、濱田、寺田、鈴木が高くなっています。
三振率は10.6%であるため、チーム全体での三振は多くないと考えられます。
チーム打率はそこまで高いわけではありませんが、全体的に四球が多く、出塁率は高くなっています。
チーム全体の本塁打数は3本となっており、チームの長打率は高くないため、チーム全体の長打力は高くないと考えられます。
チームOPSは.831であり、OPSが.900を上回っている選手は5人いるため、チーム全体の打撃力は高いと考えられます。
投手成績
イニング順
選手名 | 試合数 | イニング | 防御率 | 奪三振率 | 与四球率 | K/BB | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
髙橋 煌稀 | 7 | 33.2 | 1.60 | 8.55 | 1.34 | 6.40 | 0.71 |
湯田 統真 | 8 | 25.0 | 2.88 | 11.16 | 2.52 | 4.43 | 1.08 |
仁田 陽翔 | 7 | 21.0 | 1.29 | 11.57 | 3.86 | 3.00 | 1.05 |
田中 優飛 | 5 | 7.1 | 1.23 | 9.82 | 4.91 | 2.00 | 1.09 |
内田 陸斗 | 1 | 0.0 | ---- | ---- | ---- | ---- | ---- |
チーム | 11 | 87.0 | 1.86 | 10.14 | 2.59 | 3.92 | 0.94 |
※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。
K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)
投手は高橋、湯田、仁田が多く投げています。
全体的に奪三振が多くなっており、仁田、田中以外は与四球率が低くなっています。
防御率は全員3.00を下回っており、WHIPも低く、K/BBも高くなっているため、投手力は非常に高いと考えられます。
守備、走塁
守備成績
守備機会 | 失策数 | 守備率 | |
---|---|---|---|
チーム | 358 | 5 | .986 |
仙台育英の守備率は.986であり、守備は安定していると考えられます。
走塁成績
盗塁数 | 盗塁死 | 盗塁成功率 | |
---|---|---|---|
チーム | 28 | 2 | .933 |
盗塁は多く、盗塁成功率も高くなっているため、走塁力は高いと考えられます。
まとめ
仙台育英は、投手、打撃、守備、走塁のいずれも高いレベルになっています。
弱点を挙げるとするならば、投手では仁田、田中の与四球が多くなっているという点であり、打撃では長打力が高くないという点であると考えられます。
しかし、投手では全体的に奪三振が多く、打撃では出塁率が高くなっているため、弱点となっている部分はある程度カバー出来ていると考えられます。