高校野球

第95回選抜高校野球大会出場校戦力分析 作新学院

第9弾は6年ぶり11回目となった作新学院です。

秋季大会の成績

秋季大会の成績(判明分のみ)は以下の通りです。

試合結果

出場大会回戦試合結果対戦相手
秋季関東大会準々決勝3ー4専大松戸
秋季関東大会1回戦10ー0駿台甲府
秋季栃木大会決勝11ー7青藍泰斗
秋季栃木大会準決勝9ー3佐野日大
秋季栃木大会準々決勝8ー4文星芸大付
秋季栃木大会3回戦10ー1小山西

打者成績

OPS順(20得点以上の試合は除外)

選手名打席数打率本塁打三振四球出塁率長打率OPS
髙森 風我8.800001.8751.2002.075
齋藤 綾介7.400112.5711.0001.571
澤田 秀翔8.500010.625.5001.125
川又 楓5.400010.400.6001.000
東海林 智7.167001.286.167.453
磯 圭太8.200010.125.200.325
武藤 匠海7.167020.143.167.310
宮本 隼希7.143000.143.143.286
岩出 純4.000020.250.000.250
小川 哲平1.000010.000.000.000
小森 一誠1.000010.000.000.000
廣田 瑠稀哉1.000010.000.000.000
草野 晃伸2.000000.000.000.000
チーム66.2831114.364.396.760

髙森、齋藤、澤田、川又は打率、長打率のいずれも高くなっています。

髙森、齋藤、東海林は四球を多く選んでいます。

三振率は16.7%であるため、チーム全体での三振は多くなっていると考えられます。

四球も多くなっていますが、チーム打率は高いわけではないため、出塁率はそこまで高い値になっていません。

本塁打を打っている選手は1人となっていますが、チームの長打率も高くないため、チーム全体の長打力は高くないと考えられます。

チームOPSは.760であり、OPSが.900を上回っている選手は4人いますが、髙森、齋藤、澤田、川又以外の打者の成績は悪いため、チーム全体の打撃力は高くないと考えられます。

投手成績

イニング順

選手名試合数イニング防御率奪三振率与四球率K/BBWHIP
川又 楓28.23.126.230.00999.990.92
小川 哲平12.13.863.863.861.001.71
磯 圭太11.00.009.000.00999.991.00
市川 春之介21.00.000.000.00----1.00
チーム213.02.775.540.698.001.08
※K/BB:奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標の1つ。3.5を超えると優秀と言われる。 K/BB=奪三振÷与四球(wikipedia)

投手は川又が多く投げています。

全体的に三振は少なくなっていますが、与四球は非常に少なくなっています。

チームの防御率は2点台となっており、WHIPは低く、K/BBは高い値となっているため、投手力は高いと考えられます。

守備、走塁

守備成績

 守備機会失策数守備率
チーム5201.000

作新学院の守備率は1.000であり、守備は非常に安定していると考えられます。

走塁成績

 盗塁数盗塁死盗塁成功率
チーム301.000

盗塁は多くありませんが、盗塁成功率も高くなっているため、走塁力は高いと考えられます。

まとめ

作新学院は、投打において高いレベルになっていますが、弱点となっている部分があると考えられます。

投手ではチームの防御率は2点台となっており、その他の指標も悪い値になっていませんが、川又に負担が集中しています。

打撃では全体的に打率、出塁率、長打率のいずれも低くなっていませんが、一部の打者に得点を依存しています。

よって、投打において一部の選手に依存している割合が大きくなっているため、中心選手以外の選手の活躍が重要になってくると考えられます。

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