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MLBポストシーズン戦力分析 メッツ編

戦力分析編の第7弾は36年ぶりの世界一を狙うニューヨーク・メッツです。

今シーズンの成績

今シーズンの成績(9/20まで)は以下の通りです。

打者成績

OPS順、100打席以上、復帰の目処が立たない選手は載せない

選手名PAAVGOBPSLGOPSHRwRC+
P.アロンソ635.267.346.507.85336138
J.マクニール535.320.378.444.8227139
S.マルテ505.292.347.468.81516137
F.リンドーア651.269.343.447.79024129
D.ボーゲルバック437.235.357.432.78917126
B.ニモ628.265.360.420.78014129
M.キャンハ487.264.366.403.76912126
T.ネイキン101.234.287.457.7444112
E.エスコバル492.240.293.433.72618105
L.ギヨルメ307.281.354.350.7042109
T.ニド286.245.285.319.604276
D.スミス152.194.276.284.560067
J.マッキャン169.196.260.275.535257
M.ペレス132.149.214.298.512643

OPSが.900を超える打者や、wRC+が150を超える打者はいませんが、OPSが.700を下回る打者やwRC+が100を下回る打者は少なくなっています。

よって、優秀な打者こそいませんが、全体では穴が少ないと考えられます。

投手成績

先発投手

イニング順、40イニング以上、復帰の目処が立たない選手は載せない

選手名GIPERAK/9BB/9HR/9WLxFIP
C.バシット28171.03.328.582.370.891483.60
T.ウォーカー26142.03.427.042.540.821244.00
C.カラスコ26141.03.709.132.360.961563.35
M.シャーザー21133.22.1510.911.550.671043.24
D.ピーターソン24101.13.9110.844.090.98753.30
J.デグロム954.12.3214.250.660.83521.34
先発の防御率はシャーザー、デグロムが3.00を下回っており、xFIPはウォーカー以外3.80以下となっています。
また、奪三振率は全体的に高くなっており、与四球や被弾は全体的に少なくなっています。

よって、デグロムとシャーザーが優秀な成績を残していますが、その他の先発投手もそれなりの成績を残しているため、先発投手で明確な弱点となっている箇所はないと考えられます。

リリーフ投手

登板数順、30登板以上、復帰の目処が立たない選手は載せない

選手名GIPERAK/9BB/9HR/9HLDSVBSxFIP
A.オッタビーノ6059.11.9710.622.280.9117332.91
S.ルーゴ5859.23.179.502.561.0616333.47
E.ディアス5656.21.4316.992.860.4843031.15
J.ロドリゲス5045.24.7310.845.120.599003.51
D.スミス3741.03.5110.323.071.7614023.80
リリーフのxFIPは全員4.00以下となっています。
リリーフでBSが多くなっている投手はいないため、全体的に安定感があると考えられます。
よって、リリーフでも明確な弱点となっている箇所はないと考えられます。

守備、走塁

メッツのチームDRS+6であり、UZR/150は-4.0となっているため、守備力はより若干下であると考えられます。

チームUBRは-9.8であるため、走塁面に関しては平均を大きく下回ると考えられます。

ポストシーズンの通算成績

打者成績

OPS順、80打席以上、復帰の目処が立たない選手は載せない

選手名PABAOBPSLGOPSHRWAP
F.リンドーア105.263.327.463.7905-0.17

野手ではポストシーズンの経験が少ない選手が多くなっています。WPAから見ると打者はリンドーアが低くなっています。

投手成績

イニング順、36イニングor16登板以上、復帰の目処が立たない選手は載せない

選手名GIPERAK/9BB/9HR/9WLSVWPA
M.シャーザー26128.23.2211.193.570.987612.05
A.オッタビーノ1711.25.407.715.401.54010-0.57

投手でもポストシーズンの経験が少ない選手が多くなっています。

シャーザーは貢献度が高く、オッタビーノは低いと考えられます。

まとめ

今季のメッツは打撃において大きな弱点となる箇所は少なくなっており、投手でもある程度駒が揃っています。
しかし、守備や走塁では平均を下回っているため、走塁面は長打を打つなどで、守備は投手の好投などでカバーすることが重要であると考えられます。

また、野手にも投手にもポストシーズンの経験が少ないorない選手が多くなっているため、そこが大きな弱点となっていると考えられます。

そのため、投打において隙のないチームとなっていますが、経験が少ない選手が多いため、経験不足をどのようにカバーするのかが重要になると考えられます。

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